サイト管理人のカルミアです
更年期を迎え、鏡を見るたびに抜け毛が増えていることに心を痛めている女性は少なくありません。
毎日のお風呂やブラッシングでごっそりと抜ける髪の毛を見ると、この先どうなってしまうのだろうと不安になりますよね。
更年期の抜け毛がひどいという悩みは、決してあなた一人だけのものではありません。
この問題の背景には、女性ホルモンであるエストロゲンの減少が大きく関わっています。
ホルモンバランスの乱れは、髪の成長を支えるヘアサイクルに影響を与え、髪が育ち切る前に抜けてしまう原因となるのです。
また、年齢とともに変化する頭皮環境の悪化や、日々の生活習慣、食事の偏り、そして避けがたいストレスも、抜け毛を加速させる要因になり得ます。
一体このつらい状況はいつまで続くのか、終わりが見えない不安を感じることもあるでしょう。
しかし、原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで、その悩みを軽減することは可能です。
この記事では、ご自宅で始められるセルフケアとして、頭皮に優しいシャンプーの選び方から、栄養バランスを考えた食事のポイントまで、詳しく解説していきます。
もしセルフケアだけでは改善が見られない場合でも、専門の病院やクリニックで相談するという選択肢があります。
一人で抱え込まず、正しい知識を身につけて、前向きな一歩を踏み出しましょう。
◆このサイトでわかる事◆
- 更年期の抜け毛がひどい原因
- 女性ホルモンと髪の成長の仕組み
- 乱れたヘアサイクルが与える影響
- 抜け毛がいつまで続くかの目安
- 自分でできる具体的な対策方法
- 抜け毛対策に効果的な食事と栄養素
- 専門の病院で行われる治療法
更年期の抜け毛がひどい主な3つの原因とは
◆この章のポイント◆
- 女性ホルモンの減少で髪が細くなる
- ヘアサイクルの乱れによる影響
- 頭皮環境の悪化も抜け毛につながる
- この抜け毛はいつまで続くのか
女性ホルモンの減少で髪が細くなる
更年期に抜け毛がひどいと感じる最大の原因は、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌量が急激に減少することにあります。
エストロゲンは、女性らしい身体つきを維持するだけでなく、髪の毛の健康にも深く関わっているホルモンです。
具体的には、髪の毛の成長期(アナーゲン期)を維持し、髪にハリやコシ、ツヤを与える働きを担っています。
髪の毛は一本一本が独立した寿命を持っており、成長しては抜け、また新しく生えるというサイクルを繰り返しているのです。
エストロゲンが豊富に分泌されている間は、この成長期が長く保たれるため、髪は太く健康的に育ちます。
しかし、40代半ばから50代にかけての更年期に突入すると、卵巣機能の低下に伴いエストロゲンの分泌が大きく揺らぎながら減少していきます。
その結果、髪の成長期を維持する力が弱まり、髪が十分に成長しきる前に退行期や休止期へと移行してしまうのです。
さらに、エストロゲンの減少は、相対的に男性ホルモン(アンドロゲン)の影響を強く受けることにもつながります。
男性ホルモンは、髪の成長を抑制する方向に働くことがあるため、抜け毛をさらに進行させる一因となる場合があります。
特に、頭頂部や生え際が薄くなる「女性男性型脱毛症(FAGA)」は、このホルモンバランスの変化が引き金となる代表的な症状です。
このように、更年期における女性ホルモンの減少は、髪の質そのものを変化させ、抜け毛を増やしてしまう直接的な原因と言えるでしょう。
髪の毛一本一本が細くなることで、地肌が透けて見えやすくなり、それが「抜け毛がひどい」という実感につながるケースも少なくありません。
このメカニズムを理解することが、適切な対策への第一歩となります。
ヘアサイクルの乱れによる影響
私たちの髪の毛は、「成長期」「退行期」「休止期」という3つの段階からなる「ヘアサイクル(毛周期)」を繰り返しています。
このサイクルが正常に機能していることで、髪の毛は一定の量を保っています。
しかし、更年期にさしかかり、前述した女性ホルモンのバランスが崩れると、このヘアサイクルに乱れが生じ、抜け毛の増加に直結するのです。
まずは、正常なヘアサイクルについて理解を深めましょう。
- 成長期(アナーゲン期):髪の毛が活発に成長する期間です。全体の約85~90%の髪がこの段階にあり、通常2~6年続きます。
- 退行期(カタゲン期):髪の成長が止まり、毛根が縮小し始める期間です。全体の約1%ほどで、期間は約2週間です。
- 休止期(テロゲン期):毛根の活動が完全に停止し、髪が抜け落ちるのを待つだけの期間です。全体の約10~15%がこの段階にあり、約3~4ヶ月続きます。この期間が終わると、新しい髪が生え始めます。
更年期に入りエストロゲンが減少すると、この中で最も重要な「成長期」が短縮される傾向にあります。
本来であれば数年間かけて太く長く成長するはずの髪が、わずか数ヶ月から1年程度で成長を終え、退行期・休止期へと移行してしまうのです。
お風呂の排水溝や枕元に、細くて短い抜け毛が増えたと感じる場合は、このヘアサイクルの乱れが原因である可能性が高いと言えるでしょう。
一方で、休止期にある髪の割合が増加します。
成長する髪よりも抜け落ちる準備段階に入る髪が多くなるため、全体の髪の毛の密度が低下し、薄毛が目立つようになるのです。
これは「休止期脱毛症」とも呼ばれる症状の一種で、更年期の女性に多く見られます。
このヘアサイクルの乱れは、ホルモンバランスの変化だけでなく、ストレス、栄養不足、睡眠不足といった生活習慣の乱れによっても悪化することがあります。
更年期は心身ともに不安定になりやすい時期であるため、これらの要因が複合的に絡み合い、抜け毛の悩みをより深刻にしてしまうケースも少なくありません。
したがって、ヘアサイクルを正常な状態に近づけるためには、ホルモンバランスを整えるアプローチと同時に、生活全体の質を高める視点が不可欠です。
頭皮環境の悪化も抜け毛につながる
髪の毛が育つ土壌である「頭皮」の健康状態も、更年期の抜け毛に大きく影響します。
いくらホルモンバランスやヘアサイクルを整えようとしても、頭皮環境が悪化していては、健康な髪は育ちません。
更年期には、女性ホルモンの減少が頭皮にもさまざまな変化をもたらします。
頭皮の乾燥
女性ホルモンのエストロゲンには、肌の水分量を保ち、コラーゲンの生成を促す働きがあります。
エストロゲンが減少すると、顔の肌が乾燥しやすくなるのと同様に、頭皮も潤いを失い、乾燥しやすくなります。
乾燥した頭皮はバリア機能が低下し、わずかな刺激にも敏感になります。
その結果、かゆみやフケが発生しやすくなり、頭皮を掻きむしることで毛根にダメージを与え、抜け毛の原因となることがあります。
血行不良
更年期には、自律神経の乱れから血行不良に陥りやすくなります。
特に、頭皮は心臓から遠い末端部分にあるため、血行不良の影響を受けやすい部位です。
髪の毛は、毛根にある毛母細胞が毛細血管から栄養を受け取ることで成長します。
肩こりや首こり、冷え性といった症状がある方は、頭皮の血行も悪くなっている可能性が高いと考えられます。
皮脂バランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、皮脂の分泌量にも影響を与えます。
皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まり、炎症を起こして「脂漏性皮膚炎」などを引き起こすことがあります。
毛穴の詰まりや炎症は、健康な髪の成長を妨げる大きな要因です。
逆に、皮脂が少なすぎると頭皮の乾燥を招きます。
このように、頭皮の乾燥、血行不良、皮脂バランスの乱れといった頭皮環境の悪化が複合的に絡み合うことで、更年期の抜け毛はさらに深刻化するのです。
適切なヘアケアで頭皮を清潔に保ち、マッサージなどで血行を促進することが、抜け毛対策において非常に重要になります。
この抜け毛はいつまで続くのか
更年期の抜け毛がひどいと感じる方にとって、最も気になることの一つが「この状況は一体いつまで続くのだろうか」という点でしょう。
終わりが見えない不安は、さらなるストレスとなり、症状を悪化させる可能性もあります。
まず理解しておきたいのは、更年期の抜け毛は、女性ホルモンの分泌量が大きく変動する「更年期(閉経前後の約10年間)」に特に顕著になるということです。
日本人女性の平均的な閉経年齢が50歳前後であるため、一般的には45歳から55歳頃が、最も抜け毛の悩みを感じやすい時期と言えます。
この期間は、エストロゲンの分泌量がジェットコースターのように大きく揺らぎながら減少していくため、心身ともにさまざまな不調が現れやすく、髪もその影響を強く受けます。
しかし、希望もあります。
体が新しいホルモンバランスに慣れることで、ヘアサイクルの乱れも少しずつ改善に向かうと考えられています。
ただし、症状が落ち着くまでの期間には個人差が非常に大きいのが実情です。
更年期の症状の現れ方が人それぞれであるように、抜け毛が落ち着く時期も一概には言えません。
数年で気にならなくなる方もいれば、閉経後も薄毛の状態が続いてしまう方もいます。
また、注意したいのは、更年期を過ぎても抜け毛が改善しない場合、それは単なるホルモンバランスの変化だけでなく、「女性男性型脱毛症(FAGA)」が進行している可能性があるということです。
FAGAは進行性の脱毛症であるため、放置すると薄毛が徐々に広がっていきます。
もし、閉経後も抜け毛の量が減らない、あるいは頭頂部や分け目の地肌がどんどん目立つようになってきたという場合は、一度専門のクリニックに相談することを検討した方が良いでしょう。
不安を抱え続けるのではなく、専門家の診断を仰ぐことで、適切な治療への道が開ける可能性があります。
更年期の抜け毛がひどい悩みのための対策法
◆この章のポイント◆
- 栄養バランスを考えた食事の改善
- 質の良い睡眠など生活習慣の見直し
- 頭皮マッサージと正しいシャンプー
- 過度なストレスを溜めない工夫
- セルフケアが難しい場合は病院へ相談
- 更年期の抜け毛がひどい悩みに向き合う
栄養バランスを考えた食事の改善
髪は、私たちが毎日摂取する食事から作られています。
そのため、更年期の抜け毛がひどいと感じ始めたら、まずは日々の食生活を見直すことが非常に重要です。
特定の食品だけを食べるのではなく、髪の成長に必要な栄養素をバランス良く摂取することを心がけましょう。
特に、以下の栄養素は積極的に摂りたいものです。
| 栄養素 | 働き | 多く含まれる食品 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 髪の主成分であるケラチンの材料となる | 肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品 |
| イソフラボン | 女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをし、ホルモンバランスをサポートする | 納豆、豆腐、豆乳、味噌などの大豆製品 |
| 亜鉛 | タンパク質を髪の毛(ケラチン)に再合成する際に不可欠なミネラル | 牡蠣、レバー、牛肉(赤身)、チーズ |
| ビタミンB群 | 頭皮の新陳代謝を促し、皮脂のバランスを整える。特にビオチンやB6が重要 | 豚肉、レバー、マグロ、カツオ、バナナ、ナッツ類 |
| ビタミンE | 血行を促進し、頭皮に栄養を届けやすくする。抗酸化作用も高い | アーモンド、かぼちゃ、アボカド、うなぎ |
髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質の一種です。
まずは、良質なタンパク質を毎食しっかりと摂ることが基本となります。
肉や魚、卵、そして大豆製品などを組み合わせて摂取しましょう。
そして、更年期の女性にとって特に心強い味方となるのが、大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」です。
納豆や豆腐、豆乳などを日々の食事に積極的に取り入れることをおすすめします。
また、意外と見落とされがちなのが「亜鉛」です。
亜鉛は、摂取したタンパク質を髪の毛へと作り変える過程で必須のミネラルですが、体内で作り出すことができず、不足しやすい栄養素でもあります。
牡蠣やレバーなどに豊富ですが、日常的に摂りやすい牛肉やチーズ、ナッツ類からも補給できます。
一方で、過度なダイエットや偏った食事は、髪に必要な栄養素が不足する原因となるため絶対に避けましょう。
インスタント食品やファストフード、糖質や脂質の多い食事は、血行を悪化させたり頭皮環境を乱したりする可能性があるため、控えめにすることが賢明です。
バランスの取れた食事は、健康な髪を育むための土台作りです。
サプリメントで補う方法もありますが、まずは毎日の食事から改善していくことを意識してください。
質の良い睡眠など生活習慣の見直し
食事の改善と並行して取り組みたいのが、睡眠や運動といった生活習慣全体の見直しです。
更年期は自律神経が乱れやすく、心身の不調を感じやすい時期だからこそ、規則正しい生活が心と体の安定、そして髪の健康につながります。
質の良い睡眠を確保する
髪の毛の成長を促す「成長ホルモン」は、私たちが眠っている間に最も多く分泌されます。
特に、入眠後の最初の深い眠り(ノンレム睡眠)の時間帯が重要です。
睡眠時間が不足したり、眠りが浅かったりすると、成長ホルモンの分泌が妨げられ、髪の成長や頭皮の修復が十分に行われません。
そのためには、就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見るのを控え、リラックスできる環境を整えましょう。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、アロマを焚く、軽いストレッチをするなども効果的です。
適度な運動を習慣にする
運動不足は、全身の血行不良を招きます。
特にデスクワークが多い方は、体が凝り固まり、頭皮への血流も滞りがちです。
ウォーキングやジョギング、ヨガといった有酸素運動は、全身の血行を促進し、頭皮に栄養を届けやすくする効果があります。
また、運動はストレス解消にもつながり、自律神経のバランスを整える助けにもなります。
激しい運動である必要はありません。
まずは日常生活の中で歩く時間を増やす、エレベーターではなく階段を使うなど、できることから始めてみましょう。
継続することが何よりも重要です。
体を冷やさない工夫
体の冷えは血行不良の大きな原因です。
特に更年期の女性は、血行が悪くなりやすい傾向にあります。
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かって体を芯から温める習慣をつけましょう。
また、冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎを避け、体を温める食材(生姜、根菜など)を食事に取り入れるのも良い方法です。
このように、日々の何気ない生活習慣が、髪の健康に大きく影響しています。
一つひとつは小さなことかもしれませんが、コツコツと続けることで、数ヶ月後には髪の状態に良い変化が表れる可能性があります。
頭皮マッサージと正しいシャンプー
日々のヘアケア、特にシャンプーの方法を見直すことも、更年期の抜け毛対策には欠かせません。
間違ったケアは頭皮環境を悪化させ、抜け毛を助長してしまう可能性があります。
頭皮を健やかに保つためのポイントは、「優しく洗うこと」と「血行を促進すること」です。
シャンプーの選び方と洗い方
更年期の頭皮は乾燥しやすく、デリケートな状態になっています。
洗浄力の強い高級アルコール系のシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥をさらに悪化させる恐れがあります。
おすすめなのは、アミノ酸系の洗浄成分を主とした、頭皮に優しいシャンプーです。
マイルドな洗浄力で、潤いを保ちながら汚れを落とすことができます。
洗い方にもコツがあります。
- シャンプー前にブラッシングで髪の絡まりをほどき、ホコリなどの汚れを浮かせる。
- 38℃程度のぬるま湯で、髪と頭皮をしっかりと予洗いする。これだけで汚れの7割は落ちると言われています。
- シャンプーを手のひらでよく泡立ててから、髪ではなく頭皮につけ、指の腹でマッサージするように優しく洗う。爪を立てるのは絶対にNGです。
- すすぎは時間をかけて丁寧に行い、シャンプー剤が頭皮に残らないように注意する。
頭皮マッサージで血行促進
シャンプー中や、お風呂上がりのリラックスタイムに頭皮マッサージを取り入れると、硬くなりがちな頭皮の血行を促進し、毛根に栄養を届ける助けになります。
指の腹を使い、気持ち良いと感じる程度の圧で行いましょう。
まず、両手の指で側頭部を掴むように押さえ、円を描くようにゆっくりと揉みほぐします。
次に、生え際から頭頂部に向かって、指を少しずつずらしながら頭皮全体を動かすようにマッサージします。
最後に、頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」というツボを、中指の腹で心地よく押すと、自律神経を整える効果も期待できます。
毎日続けることで、頭皮が柔らかくなり、血色が良くなっていくのを実感できるはずです。
ただし、力を入れすぎるとかえって頭皮に負担をかけることになるため、あくまで優しく行うことを忘れないでください。
過度なストレスを溜めない工夫
更年期は、ホルモンバランスの乱れから精神的にも不安定になりやすい時期です。
加えて、仕事や家庭での役割の変化など、さまざまなライフイベントが重なり、多くのストレスに晒される年代でもあります。
この「ストレス」が、更年期の抜け毛をさらに悪化させる大きな要因となることをご存知でしょうか。
強いストレスを感じると、私たちの体は緊張状態となり、自律神経のうち交感神経が優位になります。
交感神経が活発になると、血管が収縮するため、全身の血行が悪化します。
もちろん、頭皮の毛細血管も例外ではありません。
頭皮への血流が滞ると、髪の毛の成長に必要な栄養素や酸素が毛根まで届きにくくなり、結果として髪が痩せ細り、抜け毛が増えてしまうのです。
また、ストレスはホルモンバランスにも影響を及ぼします。
過度なストレスは、女性ホルモンの分泌をさらに乱す原因となり、抜け毛の根本原因を悪化させることにもつながりかねません。
したがって、抜け毛対策を考える上では、ストレスを完全に無くすことは難しくても、上手に発散し、溜め込まないように工夫することが非常に重要になります。
趣味や好きなことに没頭する時間を作る
読書、音楽鑑賞、映画、ガーデニングなど、何でも構いません。
日常の悩みから一時的に離れ、夢中になれる時間を持つことは最高のリフレッシュになります。
軽い運動やストレッチ
ウォーキングやヨガは、血行を促進するだけでなく、心を落ち着かせる効果もあります。
深い呼吸を意識しながら体を動かすことで、副交感神経が優位になり、リラックス状態に導かれます。
親しい友人や家族との対話
悩みを一人で抱え込まず、信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、心の負担は軽くなります。
同じような経験を持つ友人と話すことで、共感を得られたり、有益な情報を交換できたりすることもあるでしょう。
更年期の不調は、決して「気のせい」ではありません。
心と体の声に耳を傾け、自分自身を労わることを最優先に考えてください。
セルフケアが難しい場合は病院へ相談
食事や生活習慣の改善、丁寧なヘアケアなど、これまで紹介してきたセルフケアを続けても、一向に抜け毛が改善しない、あるいはどんどん進行していくようで不安だという場合は、一人で悩まずに専門の医療機関に相談することをおすすめします。
更年期の抜け毛は非常に一般的な悩みであり、専門的な治療によって改善する可能性も十分にあります。
抜け毛や薄毛の相談ができる主な診療科は以下の通りです。
- 皮膚科:まずは一般的な皮膚科で相談するのも一つの方法です。頭皮の炎症など、他の皮膚疾患が原因でないか診断してもらえます。ただし、薄毛治療に特化しているわけではないため、専門的な治療は行っていない場合もあります。
- 婦人科:更年期障害の一環として抜け毛の症状が出ている場合、婦人科での相談が有効です。ホルモン補充療法(HRT)など、体の中からホルモンバランスを整える治療が抜け毛の改善につながることもあります。
- 女性の薄毛専門クリニック(FAGAクリニック):近年増えているのが、女性の薄毛治療を専門に行うクリニックです。抜け毛の原因を特定するための詳しい検査(血液検査や頭皮診断など)を行い、一人ひとりの症状に合わせた最適な治療法を提案してくれます。
専門クリニックで行われる治療法には、主に以下のようなものがあります。
外用薬(塗り薬)
代表的なのは「ミノキシジル」という成分が配合された外用薬です。
ミノキシジルには血管を拡張して頭皮の血流を改善し、毛母細胞を活性化させる働きがあり、発毛効果が認められています。
内服薬(飲み薬)
ホルモンバランスを整える薬や、髪の成長に必要な栄養素を補うサプリメントなどが処方されることがあります。
特に、男性ホルモンの働きを抑制する「スピロノラクトン」などがFAGAの治療に用いられる場合があります。
注入治療
頭皮に直接、髪の成長因子(グロースファクター)などを注入し、発毛を促す治療法です。
メソセラピーなどがこれにあたります。
医学的なアプローチが必要な状態である可能性が高いのです。
専門家の力を借りることは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、悩みを解決するための最も確実で、前向きな選択肢と言えるでしょう。
更年期の抜け毛がひどい悩みに向き合う
この記事では、更年期の抜け毛がひどいと感じる原因から、具体的な対策法までを詳しく解説してきました。
更年期は、女性のライフステージにおいて大きな変化の時期であり、心身ともにさまざまな不調が現れやすいものです。
抜け毛もその代表的な症状の一つであり、多くの女性が経験する自然な変化の一部と言えます。
しかし、自然なことだからと諦める必要は全くありません。
原因が女性ホルモンの減少やそれに伴うヘアサイクルの乱れ、頭皮環境の悪化などにあることを正しく理解すれば、打つべき手が見えてきます。
まずは、ご自身の生活を見直すことから始めてみましょう。
髪の材料となるタンパク質や、女性ホルモンをサポートする大豆イソフラボンなどを意識したバランスの良い食事。
髪を育む成長ホルモンを分泌させるための、質の良い睡眠。
そして、血行を促進し、心をリフレッシュさせる適度な運動。
これら日々の積み重ねが、健やかな髪を取り戻すための土台となります。
同時に、頭皮に優しいシャンプーを選び、マッサージを取り入れるなど、外側からのケアも大切です。
ストレスを上手にコントロールし、自分自身をいたわる時間を持つことも忘れないでください。
そして、もしセルフケアだけでは改善が難しいと感じたときには、ためらわずに専門家の扉を叩く勇気を持ってください。
皮膚科や婦人科、薄毛専門クリニックなど、あなたの悩みに寄り添ってくれる場所は必ずあります。
更年期の抜け毛がひどいという悩みは、一人で抱え込むにはあまりにも辛いものです。
正しい知識を身につけ、できることから一つずつ実践し、時には専門家の力も借りながら、前向きにこの時期を乗り越えていきましょう。
本日のまとめ
- 更年期の抜け毛の主な原因は女性ホルモンエストロゲンの減少
- エストロゲン減少で髪の成長期が短縮し髪が細くなる
- ホルモンバランスの乱れがヘアサイクルを崩す
- 頭皮の乾燥や血行不良も抜け毛を悪化させる一因
- 抜け毛のピークは閉経前後の45歳から55歳頃が一般的
- 閉経後にホルモンが安定すると症状は落ち着く傾向にある
- 対策の基本は栄養バランスの取れた食事
- タンパク質や大豆イソフラボン亜鉛を積極的に摂取する
- 質の良い睡眠は髪の成長ホルモン分泌に不可欠
- 適度な運動は頭皮の血行促進とストレス解消に効果的
- シャンプーはアミノ酸系の優しいものを選ぶ
- 頭皮マッサージは血行を良くしリラックス効果もある
- ストレスは血行を悪化させるため上手に発散することが重要
- セルフケアで改善しない場合は専門の病院やクリニックへ相談
- 更年期の抜け毛は一人で悩まず前向きに対策することが大切
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参考サイト
https://www.will-agaclinic.com/ মহিলা/column/menopause/
https://www.east-cl.com/female/menopause/
https://health-hair-lab.com/usuge/menopause-nukeg/
https://www.reve21.co.jp/column/thinning/post-103/
https://www.self-clinic.com/aga/woman/column/cause-menopause/


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